壁倍率とは
壁倍率とは、建築基準法で定められた耐力壁の持つ強さです。
壁の剛性、降伏強度、最大強度、靭性を総合的に考慮して定められた指標であり、国土交通大臣の認定を受けなければ取得することができません。耐力壁の仕様によって数値は異なり、壁倍率5が上限値となっています。
壁倍率
1-木摺りを片面に設けた軸組 | 0.5倍 |
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2-木摺りを両面に設けた軸組 | 1.0倍 |
3-15mm×90mm以上の筋かい | 1.0倍 |
4-30mm×90mm以上の筋かい | 1.5倍 |
5-45mm×90mm以上の筋かい | 2.0倍 |
壁倍率の値が大きい程、しっかりした壁で耐震性能は増しますが、それだけ接合部に耐力の大きい構造金物が必要となります。
建築指定材料
建築基準法・法第37条では建築物に使用できる材料の品質が定められています。そこでは、「建築物の特定の部分に、特定の材料を使う場合は、特定の品質でなければならない」と細かく指定されているのです。
スケーリングフレームでは、速度依存性・温度依存性・時間依存性の無い建築指定材料を使用することによって、抜群の安定性と高い信頼性を実現しました。